14世紀、山名の郎党、福間三郎が戦で使っていたという七尺三寸の太刀。現代の一般的な解釈なら240cm前後ということになる。ドラゴンも物理的に斬れそうな迫力だ。
この時代の太刀の刀身の長さは大体三尺と少々、長くても四尺程度がデフォルトなので倍近い長さということに。当時としても規格外の代物だったようだ。
素材と工法の差がここで出てくる、日本刀は長さの割りに細く薄く造ることが出来る。当時の洋鉄でつくったらこんな長いもの持ちあげることも出来ないだろう。
こいつを福間さんは全身を跳ぶように使って敵をなぎ払っていったとか(と、拙者は読んだ。そう読まない人もいるので注意だ)。
胴体に当たれば胴を、足に当たれば両足同時にぶった斬る。相手も武士なので鎧を着ている。
振り上げれば兵を空中に打ち上げ、振り下ろせば地面にたたきつけるという恐ろしい戦いぶり。
こりゃあリアルガッツだな。
ガッツの描写の場合、使い手を中心に武器を振り回す感じだが福間さんは自分ごとふっとばす遣い振りのようだったらしい。
まあそうだろうな。漫画とちがって実際このサイズ遣うなら腕力だけでは無理があろうし自重を上手く活用するしかない。それに野球のバッティングよろしく足が止まっちまっては自軍が寄せ手のときに後がつかえてしまう。
この太刀はその刀身の鍔元から中ごろ三尺まで蛤刃にしてある、そしてのこり四尺三寸を通常の平肉にしてあったそうだ。
強度アップのためだろう。あるいはこの部分の刃は潰してあって持ち運びに都合がよくしてあった可能性も考えられる。
中にも山名が郎等、因播国の住人に福間三郎とて、世に名を知れたる大力の有けるが、七尺三寸の太刀だびら広に作りたるを、鐔本三尺計をいて蛤歯に掻合せ、伏縄目の鎧に三鍬形打たる甲を猪頚に著なし、小跳して片手打の払切に切て上りけるに、太刀の歯に当る敵は、どう中諸膝かけて落され、太刀の峯に当る兵は、或は中にづんど打上られ、或尻居にどうど打倒されて、血を吐てこそ死にけれ。
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注意:
基本的にネタバレ気にせず書いています。
まっさらな状態でプレイしたい場合は注意が必要です。
またネタバレでありながら、そのときそのときの私の主観で書かれている為、情報の正確さはゼロです。そのあたりご了承願います。
情報の間違いが判明しても特に修正もしません。
先週はこの道を右が正解と書いておきながら、来週は左が正解の道だとしれっと書いていることでしょう。